探偵卒業一周年

部署内完全リモート化を目指す我々に対し、昨日の朝まで「電話の転送に時間がかかる」「携帯電話の新規契約も時間がかかる」などと言っていた弊社。

自力救済措置（出社拒否）に出るかと考えていた昼頃、急に告知が。

基本は在宅勤務、それが不可能な部署はシフト制で3日に一度出勤。8時間勤務の必要はない、とのこと。

仕事が減ってるのに全員がリスク冒して出勤する必要もないし、ギリギリでマトモな判断をしてくれて良かった。あれだけ動きが悪かったクセに…誰か感染した？

暇なので探偵の話とかする。

不況に強い、人工知能に仕事奪われない、そんな理由もあって魅力的だった探偵という仕事も、コロナには参っているらしい。尾行する対象者が外出しないんだから仕方がない。

探偵事務所に勤めたのは3年間。うち2年は内勤で、残り1年が現場に出る探偵らしい探偵。語るには経験が足りないけど、この期間でいろんなパターンの調査に携わったと思う。業界じゃ割と大きめの会社だったから。

１年前の今日がちょうど有休消化が終わった日で、退職日。探偵を卒業した。

退職願を出して初めて有休の存在を知らされるひでえ会社だった。

同業他社への転職を考えてたけど、1か月実家に帰ったのがダメだった。休みの日もお構いなし、電話が24時間いつだってかかってくる四六時中張り詰めた生活から、当たり前にプライベートを確保できる生活に戻ってしまうと、もう探偵なんかやってられない。将来のことを考えると特に。

でもなあ、今の仕事より面白かったんだよなあ。

別に調査が嫌いで辞めたわけじゃないから、ホントに転職悩んだらまた探偵業界に戻るかもしれません。